会長あいさつ

2年生物資源科 佐藤 あやの
農業は食物を生産するだけでなく、環境や地域社会と深く結びついています。農作物等の動植物を育てる過程で、土や水といった大地の恵み、自然の大切さを学ぶことができ、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを考えるきっかけになります。
農業高校では、農業に関する様々な知識や技術を学ぶことができます。例えば、作物の栽培や家畜の飼育に関わる日々の管理を通して、実践的なスキルを身に付けることができます。また、農業土木や食品、造園、生活の分野にも触れ、農業がどのように社会全体と繋がっているのかを学ぶことができます。これらの学びは、将来、私たちの生活を支えるために必要不可欠な力となります。
農業は、日本社会の持続可能な発展を支える重要な役割を担っています。みなさんも農業を学び、私たちと一緒に未来の農業を築く力を養っていきませんか。
農業クラブとは
学校農業クラブは、戦後、農業高校生の自主的・自発的な組織として誕生しました。
1959年(昭和25年)には全ての都道府県に農業クラブができ、日本全国の農業クラブ組織として、日本学校農業クラブ連盟【Future Farmers of Japan(略称:FFJ)】は結成されました。
FFJはアメリカ合衆国の農業に関する学習をしている高校生や大学生の組織であるFFA(Future Farmers of America:National FFA Organization)をモデルに作られました。
現在でも友好組織団体としてNational FFA organizationとはFFJクラブ員の米国派遣研修や、FFA全米役員日本視察団の受入など、交流を続けています。FFJは半世紀以上もの歴史を持ち、農業教育における「生きる力」を育むために大きな成果をあげてきました。そしてFFJは先輩たちの残した多くの偉業を継承しながら、たゆまぬ学習活動を続けていきます。
農クの三大目標
学校農業クラブでは,自主的・主体的な活動を通してわたしたちクラブ員の科学性・社会性・指導性を高めることを目標にしています。
シンボルマーク

稲穂に富士と鳩のマーク
このマークは、日本学校農業クラブ連盟のシンボルとし1951年に制定され、バッチや連盟旗に用いられています。鳩は平和と友愛と協同を表し、富士山は日本を表し、稲穂は日本の農業を表しています。

鶴翼の飛翔(かくよくのひしょう)マーク
このマークは、連盟結成50周年を記念して2000年に作られました。二羽の鶴はクラブ員を表し、中央のボールは豊かな水をたたえる地球とその自然環境を表し、稲穂は食料の収穫、すなわち農業を表しています。二羽の鶴が地球と農業を協力しながら抱え込み広く宇宙を飛翔するイメージです。
マスコットキャラクター

平成24年度にマスコットキャラクターの募集を行ったところ、27都道府県連盟からご応募を頂き、73点の中から栃木県立栃木農業高等学校の石原春香さん(平成25年3月卒)の作品「のうくっく」に決定しました。